濃い〜話@SRV/ルネッサ 全国ミーティング

2022/07/30 に開催された『SRV/ルネッサ 全国ミーティング (4DN Meeting)2022』に参加しました。

そこには、当時のSRV開発のプロジェクトリーダーの方なども来ていて、興味津々に当時の色々な話を聞かせていただいたようです。(私は暑くて休憩所でぐだ〜としていたので、直接聞いていない(^^))

そんな話の内容が、LINEの「4DNミーティング 全国版」にチャットで上がっていたので、失われる前にサルベージしておこうと思った次第。

なので、SRV/ルネッサオーナー以外は、、、

何のことやら(・_・?) って話です(笑) 

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全国ミーティングのLINEチャットより

以下、LINEグループのチャットより勝手に拾って掲載です。

昨日のミーティングは8/24発売の単車倶楽部10月号に掲載されるとのことです。どんな記事になるのか楽しみですね!

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根岸さん佐々木さんとの会話で記憶に残ったのを備忘録として下記に記しておきます.

デザインを担当したのはGKデザイン

リアフェンダーのデザインでは根岸さんとデザイン担当は結構やり合ったとのこと.

リアフェンダーの「線が細い」と指摘されていたらしい.

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プレス発表会では女子社員をインタビュアーにしてSRVの説明をした.

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佐々木さんより.

今のバイクのデザインが各車個性的であったのは,車種ごとに生産ラインを設計していたから.

今は車種の前にプラットホームを決めているので,各車の構成は似たものになっている.

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根岸さんより

SRVにはツインキャブが必須だが,それには営業を説得する必要がある.(車体の単価を決めるのは営業の責務)

営業課長がバイク好きだったので実際に乗って分かってもらおうと根岸さんは考え,シングルキャブとツインキャブの車体を用意して乗り比べてもらい,営業課長のOKをもらったとのこと

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SRVは緑がメインカラーとのことでした。

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私が聞いた話も書いておきますね(東さんの話から分かった事ですが)。正確な会話内容は少し朧げなのでかいつまんで:

東さん:4dnって新技術とか特に使われていないですよね。

根岸さん:そうですね、でもエンジンのマウント方法は当時のヤマハの最新技術だったんですよ。オーソゴナルマウントって言って、エンジンの回転軸付近をゴムで2点固定する事で特定の振動数でフレームに伝わる振動を大幅に減らせる。

ベーコン:もしかして3000-4000回転で振動が凄くて7000で振動が収まるのはそれが働いているからですか?(正しくは2500rpm→5000&7500rpm)

根岸さん:そう、90度交差のエンジンなら振動を打ち消せるけど、4dnのは75度だったかな?そのせいで必要だった。ただ、ゴムの劣化を考えるとあまり良い選択では無かったのかもしれない。

ベーコン:じゃあ(同エンジンの)ビラーゴはどうなっているんです?

根岸さん:普通に取り付けてたはず、ビラーゴはそこまで回さないから。

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エンジンマウントの取付位置,取付部材の選定には当時の技術陣が解析を真面目にやって決定したとも仰っていました.

会話には出てこなかったと思いますが,恐らくは振動解析(振動数,振動の方向,大きさの解析)のことではなかったかと思います.

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エンジンの選定理由:

250の2気筒スポーツバイクを売りたいが、エンジンを新規開発したくなかった。

当時社内にそんなエンジンはビラーゴのくらいだったから使った。

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失礼、空冷250cc2気筒でした

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型式番号について:

ただの社内シリアルナンバー。根岸さんが入社した時は数字3ケタだったし、足りなくなってアルファベットを使う様になった。今はアルファベット込み4ケタだったはず。

3dmと4dnが似ているのはただの偶然。mとnに意味は無い。

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型式について,根岸さんから.

この集まりがSRVだけでもルネッサだけでもなく4DNとしたのは有難いと仰っていました.

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根岸さんと佐々木さんのお二人から伺った話.

質問:何故SRVを作ろうと企画したのか?

回答:その頃,「まともなバイクが無かった」から.

(多分根岸さんのコメント)

これは東の所感ですが,確かその頃にはホンダからクラブマン250が出ていたのですが,SRVが目指した方向性は違った様です.

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SRVを企画した際に主張したのは;

・持って楽しい

・乗って楽しい

・磨いて楽しい

バイクを目指したとのこと

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その為SRVはエンジン周りをバフ仕上げにして,磨く楽しさが得られる様にした.

バフ仕上げにすることで製造工程が増えて単価が上がるが,社内に認めてもらったとのこと.

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なお,「持って楽しい」というのは違っている(聞き違い,記憶違い)かも知れません.

ご指摘頂けると幸いです.

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エンブレムを金色にしたのもそのせい

コレだな!(-"-) ゴールドのエンブレム


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以前に聞いた話しで…、

ゴールドエンブレムは、ヤマハ車のフラッグシップモデルだけに与えられるそうです。

磨き過ぎてシルバーにならないように注意しましょう!。

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峠道をヒラヒラ乗れる様にしたのも設計で狙った仕様とのことです.

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SRV250の目指したセグメントは「250のスポーツバイク」だったそうです.

レーサーレプリカ(今で言うスーパースポーツ?)とは違うスポーツ性があるバイクが250ccには無かったので,それを作ろう,となったそうです.

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役員へのプレゼンでも「プロジェクトリーダーがそう言うのなら」ということで開発を認めてもらったとのことでした.

当時(今でも?)のヤマハにはその風土があったとのことでした.

もしかしたら根岸さんの実績,技量も背景にあったのかも知れませんが.

これくらいかな(^^)

この根岸さんという開発プロジェクトリーダーの方は、自己紹介の際に「あの当時の1気筒/2気筒のモデルを担当していた。SRVのほかにTDMやTRXなんかも…」と言っていた。

「我がSRV250とTDM850は、この人の企画か!?」とちょっと感慨深くなりました。

 

磐田からの帰り

ミーティングからの帰り道、「せっかくなので箱根でも越えて帰ろう( ´∀` )ノ」と箱根新道のの方に入って行ったら、こんな状況(+_+)

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なかなか怖かった(汗)

皆さん、お疲れ様でした〜

以上(・ω・)ノ