リアサスが片付いたので、次はクラッチです。こいつを片付けければ、とりあえず普通に快適に乗れるようになるはずなんだ。
症状は…
症状としては、停止からの発進時に半クラが使えないというもの。
回転数を上げずにそ〜〜っとクラッチをつなげは大丈夫なのですが、普通にクラッチ操作すると、半クラ状態とならずに、回転数を上げた状態でクラッチをパンって繋いだような動きです。ギュンって音と共に急発進してしまいます。
アクセル&クラッチ操作が下手な初心者のような発進です。
下手くそに見られるくらいなら良いのですが、停車からの右左折時は、結構ドキドキです。意図せぬ急発進なので、膨らんじゃうんだよね。左折時なんか対向車線に入っちゃうからね。危ない危ない…
ジェベルの情報をWebで引くと、ジェベル125/200の持病みたいです。『クラッチ病』って書かれていました。クラッチプレート交換すれば治るかもね ということです。
…ということで、クラッチプレート交換をやってみたいと思います。
部品調達
必要な純正部品はコレ↓
- 11482-05211 ガスケット、クラッチカバー
- 21441-42A00 プレート、クラッチドライブ x5
- 21441-19A00 プレート、クラッチドリブン x4
ガスケットは579円ですが、クラッチプレートは1490円x5 + 569円x4で9,726円です。
うーん…1万円か…
経費削減のため、ガスケットは純正部品、クラッチプレートは大陸製でいきますw
↑コレ、、、純正部品の1/3〜1/4ですよ。
まあ、中国でもたくさん走っているであろうSUZUKIの名機の基本部品なので、きっと大丈夫でしょう。
クラッチカバーケースを開ける
では、交換していきましょう。
今回はクラッチケースカバーを外すので、邪魔な部品を退かしていきます。
当たりそうな部品は、右ステップとリアブレーキレバーですが、ステップはギリ外さなくても大丈夫そうですが、ボルト1本緩めるだけなので外しちゃいます。リアブレーキレバーは、ドラムブレーキのリンク部分とレバー根元のスプリングを外す必要ありです。
続いて、オイル排出です。
予想通り真っ黒ですが、鉄粉が混じっているとかはなさそうです。ちなみに、オイルフィルターカバーも外す必要有りです。
さて、クラッチケースカバーですが、この↓1本だけボルトの長さが違うので、忘れないように撮っておきましょう。
ご開帳〜!(-"-)
いゃ〜良いですね〜、メカである。(機械萌えなので、こんな絵は格別ですw)
クラッチ握ったり離したりして「へぇ中ではこんなふうに動いているんだ」と感心するのである。
このままエンジンかけてみたい衝動に駆られたが、オイル入っていないのでやめておきます。
原因は?
さてさて、このクラッチ病の原因なのですが、、、
どなたかのyoutube動画で見たのですが、クラッチを切ると、多層で重ね合わせているクラッチ版の間に隙間ができるわけですが、不調なクラッチは、この隙間が均等に開いていないとのこと。
コレが原因かは特定はできませんが、確かに私のジェベルくんも、内側2枚と外側3枚が張り付いたまま、内側から2枚目と3枚目の間だけが広がります。
写真じゃわかりにくいですが、こんな↓
↑左がクラッチレバー開放、右が握った時です。
まあ、こいつが原因ということで進めていきましょう。
クラッチプレートの交換
交換作業の前にチェック!
クラッチスプリングのヘタレ具合だけ見ておきましょう。
まだ32mmちょいありますので合格です。そのまま続投です。ちなみに交換時期は31mm!(-"-)
オイルに浸して、内側から、ドライブプレート→ドリブンプレート→ドライブプレート→ドリブンプレート…と組んでいきます。
今回の中華の部品では、ドライブプレートははめる位置が、ドリブンプレートは表裏がありました。
ドライブプレートは、外側の切り欠け部を合わせてセット、ドライブプレートは歯車部の角が取れている面を内側に向けてセットします。
組み付けできたので動作確認!(-"-)
おお〜、均等に開くようになったよ。
…って、写真じゃ全くわからないので、動画を上げておく。
ジェベル125 クラッチプレート交換前後 - YouTube
今回いちばんの苦労
あとはクラッチケースカバーを閉じたら完成なのですが、案の定…ガスケットが張り付いていて取れない(+_+)
ちょっとづつ固着したガスケットを剥がして、接面を処理して、やっと取り付けです。
うん、純正部品の安心感w
こいつなら「ネジ位置が微妙に合わん(T-T)」といったトラブルは起きません。
完成〜\(^-^)/
結果は
良くなりましたよ。
完璧です。半クラ使い放題!(-"-) ってそんなに意識して使うもんではないけどね。
少なくとも「発進時に細心の注意を払ってそーっとクラッチをつなぐ」という儀式からは解放されました。
コレで課題だったリアショックとクラッチが治ったので、普通のオートバイとして乗れます。
あとは、フロントフォークのオーバーホールですが、ここは「乗り味変わった!」という鋭敏な感覚を持ち合わせていないので、暇になったらやっつけよう。必須はここまでですね。
ヤフオクで買ったジェベル125
必要な整備は
- チェーンの注油
- キャブレターオーバーホール
- リアショック交換
- クラッチオーバーホール
でした!ってことだね。
ヤフオクのバイクに手を出すということは、「こんな整備も楽しみのうち。その楽しみもセットで譲り受けているんだ」くらいじゃないとダメだね。
何はともあれ、ジェベル125仮復活宣言です。
以上(・ω・)ノ